在学生・教職員/ニュース 都市情報学部の稲葉教授とゼミ生がヴィリニュス市写真展でリトアニア大使と懇談

19世紀半ばから20世紀初頭に撮影された街並みなどの写真46点を展示

ジーカス大使を囲んで記念撮影 ジーカス大使を囲んで記念撮影

本学都市情報学部の稲葉千晴教授とゼミ生ら4人が11月14日、名古屋市東区白壁の市政資料館でこの日から始まった駐日リトアニア共和国大使館主催の企画展示「リトアニア・ヴィリニュス市700周年記念展 時を超えたまなざし」のレセプションに招待され、オーレリウス・ジーカス駐日特命全権大使らと懇談しました。

「きれいに保存されている建物はリトアニア人の誇り」と大使

  • 展示された写真に見入る学生たち 展示された写真に見入る学生たち
  • ジーカス大使と懇談する稲葉教授 ジーカス大使と懇談する稲葉教授

記念展は、リトアニアの首都ヴィリニュス市が歴史資料に記録されてから2023年に700周年を迎えたことに合わせ、名古屋市博物館と市政資料館の協力で企画されました。稲葉教授は第二次大戦下のリトアニアでユダヤ人難民に「命のビザ」を発給した杉原千畝の研究を続けており、ジーカス大使とも旧知の仲という縁で初日のレセプションに招かれました。

記念展では、ヴィリニュス大聖堂や聖ヨハネ教会の鐘楼から見た街のパノラマ、修道院や礼拝堂、ユダヤ人学校の中庭など、19世紀半ばから20世紀初頭にかけて撮影され、世界文化遺産の都市ヴィリニュスの街並みや歴史的な建造物を今に伝える写真46点を展示。リトアニアの歴史や文化、芸術などを紹介する書籍も並べられています。

レセプションでジーカス大使は、今年8月に「杉原千畝と難民に関する研修プログラム」でリトアニアを訪れた木崎天翔さん(都市情報学部3年)と馬場結唯さん(人間学部2年)に「リトアニアはどうでしたか?」と問いかけると、木崎さんは「とても気に入りました」、馬場さんは「料理がとてもおいしかったです」と笑顔で答えていました。

展示されている写真を見た木崎さんは「8月に自分が写した写真と同じ景色で、街の姿が昔も今も変わっていないところにヴィリニュスの人たちの思いを感じました」と感想を語りました。ジーカス大使も「きれいに保存されている建物はリトアニア人の誇りです。そんな美しい街の姿を見ていただければ」と呼び掛けていました。

写真展は11月30日まで。入館無料です。

  • 写真を鑑賞する木崎さん 写真を鑑賞する木崎さん
  • レセプションで懇談 レセプションで懇談
  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
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