鈴木海玲さん（薬学部薬学科6年、医薬品情報学研究室）

薬歴・レセプト情報を活用した薬剤師業務をサポートするシステムの構築

本賞は、日本全国の薬剤師などのポスター発表から、①学術性、②新規性、③将来性、④医療等への貢献、⑤示説・討論時の態度・応対等を含む総合的な観点から審査が行われ、授与されたものです。
研究のテーマは、「薬歴・レセプト情報を活用した薬剤師業務をサポートするシステムの構築」です。薬物療法の安全性を確保することは薬剤師の役割の1つです。しかし、関連する情報は膨大であり、実際の業務における水準は個々の薬剤師の技能に大きく左右されているのが現状です。そこで、薬局に日々蓄積される薬歴及びレセプト情報を活用し、薬物療法の安全性の確保に関する薬剤師業務をサポートし、業務を振り返るためのシステム構築を行いました。その結果、薬物療法の安全性に関するアラートの発出による注意喚起と、Quality Indicator(QI)による業務の振り返りが簡単にできるようになりました。