トップページ/受賞 理工学研究科の齋藤竜成さんが第14回窒化物半導体国際会議でBest Student Awardを受賞

受賞者

齋藤竜成さん(理工学研究科材料機能工学専攻修士課程2年、半導体研究室(指導教員:岩谷素顕教授))

受賞名

ICNS-14 Best Student Award

受賞日

2023年11月17日

受賞テーマ

Fabrication of stacked RGB monolithic GaInN-based μLED arrays

2023年11月12日から17日に開催された第14回窒化物半導体国際会議(14th International Conference of Nitride Semiconductors: ICNS-14)においてBest Student Awardを受賞しました。本AwardはICNS-14で発表した300件を超えるの学生発表の中から優秀な発表を行った学生に対して与えられたものになります。

本発表はμLEDと呼ばれるマイクロメートルサイズの超小型のLEDをアレイ化するための技術に関するものです。このμLEDアレイはディスプレイなどへの応用が期待されています。その一方で、これをどのようにアレイ化するかが長年の課題となっていました。本研究では、結晶成長により光の三原色である赤、緑、青色LEDを同一基板上に積層すること、さらにはそのLEDをトンネル接合により接続することによりアレイを作製する方法を提案し、それを実証するための実験を行いました。そして比較的良好な特性を得たことを報告しました。これらの結果は極めて高輝度・高効率・高精細な高性能ディスプレイへの応用が可能である技術であることを高く評価され今回の受賞につながりました。今後はさらなる色域の増大などの課題に関しての取り組みを進めていく予定です。

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