トップページ/ニュース 学長と記者との懇談会を開催 社会連携の事例や国際化の推進など本学の近況を紹介

メディアの記者8人が出席 注目の研究・教育の3教員もプレゼンテーション

本学の近況を紹介する小原学長 本学の近況を紹介する小原学長

本学は5月27日、小原章裕学長とメディア各社の記者との懇談会を天白キャンパス本部棟で開催しました。6回目の開催となる今回はメディア7社の記者計8人が出席し、小原学長が多様な社会連携の事例や国際化・グローバル化の推進、クラブ活動での学生の活躍など、本学の近況を紹介しました。さらに、研究や教育が注目される教員3人のプレゼンテーションも行われました。

「社会課題の解決は大学の使命。学生を巻き込んで推進していきたい」と小原学長

懇談会は2021年11月に初めて開き、今回は2023年12月に続いての開催です。小原学長は近況報告でまず、薬剤師国家試験の合格率が2年連続で全国1位になったことについて、「明確な目標設定や効果的なカリキュラム、さらには薬学後援会や父母会などすべての関係者が一体となって取り組んでいることが素晴らしい成績につながっている」と力を込めました。

国際化の推進については「2023年度には600名余りの学生を海外に派遣し、2000名以上の学生が国内外の国際化・グローバル化のプログラムを通じて国際的な経験を積むことができた」と説明。クラブ活動での活躍では、女子駅伝部が7年連続の大学女子駅伝2冠を目指して現在は個人のトラック練習に力を入れていることや、ヨット部が6月に世界大学セーリング選手権に出場することを紹介しました。

このほか、ボランティア協議会による富山県氷見市など能登半島地震の被災地での災害復興ボランティア活動や富山県南砺市の「城端曳山祭」への参加、ATグループとJA尾張中央との連携協定の締結についても説明。小原学長は「さまざまな社会課題を解決することは大学の使命。学生たちもいい経験になるので、学生たちを巻き込み、先生方の力を借りて社会連携を進めていきたい」と強調しました。

続いて、教員3人が注目の研究や教育についてプレゼンテーションを行いました。テーマと主な内容は次の通りです。

谷田真・理工学部建築学科准教授「団地の空き室を活用した絵本サロンと学生運営」

名古屋市天白区の定住促進住宅「一つ山荘」の空き室で4月にオープンした「絵本サロン」のプロジェクトについて、企画から設計、施工までの経緯や取り組みの考え方、サロンの概要や運営も行う学生たちが得る「学び」などを紹介。

楢﨑友子・農学部生物環境科学科助教「動物目線の環境学~バイオロギングで探るウミガメの行動生態」

プラスチックゴミの誤飲や産卵場となる砂浜の現状などウミガメを取り巻く問題を解説。装置を装着して心拍数などを測定・記録する「バイオロギング」研究について、名古屋港水族館との共同研究の内容や「予想もつかない発見もありうる」とその魅力を紹介。

澤田慎治・経営学部経営学科准教授「経営に必要なデザインとマーケティング~澤田ゼミ生による産学連携の取組から~」

新しい問題を発見し、ゼロベースから発想する「デザイン思考」などについて解説。JA尾張中央の産直店舗の改善提案や愛知県蟹江町にふるさと納税の課題提案など、澤田ゼミの学生たちがこれまで取り組んだ連携事業も紹介。

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