トップページ/受賞 薬学部の吉見陽准教授が第35回国際神経精神薬理学会世界大会でJSNP Excellent Presentation Award for CINP2024を受賞

受賞者

吉見陽准教授(薬学部薬学科 野田幸裕教授研究室:病態解析学Ⅰ)

受賞名

第35回国際神経精神薬理学会世界大会
JSNP Excellent Presentation Award for CINP2024

受賞日

2024年5月26日

受賞テーマ

Spatial brain proteomic analysis in a clozapine-treated schizophrenia-like mouse model

 第35回国際神経精神薬理学会世界大会(CINP2024)が、第54回日本神経精神薬理学会および第34回日本臨床精神神経薬理学会と3学会合同で「New wave of Neuropsychopharmacology toward wellbeing(ウェルビーイングを目指した神経精神薬理学 − 関わる全ての人々がこころを合わせる時 − )」をメインテーマに開催されました。本学会は、神経薬理学領域に関わる研究者、医療従事者、製薬企業関係者、規制当局関係者などが一堂に会し、中枢神経薬の開発と適正使用に向けて基礎研究・臨床研究の推進や産官学連携を促進し、世界の英知を集結させて革新的な展開を目指すことを目的としています。
 本賞は、CINP2024において優れた一般演題を対象として日本神経精神薬理学会から授与されます。統合失調症様行動異常を呈するフェンシクリジン連続投与マウスに治療抵抗性統合失調症治療薬クロザピンを投与し、高次脳機能の制御に関わる脳部位(前頭前皮質、側坐核、線条体、海馬、扁桃体)を対象とした網羅的タンパク質発現解析より、脳部位に共通/特異的な疾患関連分子を同定した本研究は、精神疾患の中枢分子病態像の解明に加え新規治療標的の特定の一助となる成果が期待されます。

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