学部・大学院/ニュース 総合学術研究科がチュラロンコン大学理学部と学術交流

塩田の直売所(タイ・サムットサーコーン県)にて(右端が景山伯春教授、右から3人目がWaditee-Sirisattha教授) 塩田の直売所(タイ・サムットサーコーン県)にて(右端が景山伯春教授、右から3人目がWaditee-Sirisattha教授)

特別講演の開催とフィールドワーク

総合学術研究科の景山伯春教授が協定校のタイ・チュラロンコン大学理学部を訪問し、学術交流を行いました。本プロジェクトはチュラロンコン大学のSci-Super plus助成による支援を受けて実施されたものです。

プロジェクト期間中は、景山教授による公開特別講演を実施するとともに、チュラロンコン大学理学部微生物学科のRungaroon Waditee-Sirisattha教授の研究室におけるセミナーやフィールドワークによる共同研究を行いました。

【概要】
プロジェクト課題:Molecular and cellular responses of UV-absorbing compounds in marine microalgae(チュラロンコン大学・Sci-Super plus 助成金)
交流期間:2024年9月7日~12日

  • 特別講演のフライヤー 特別講演のフライヤー
  • 研究室内セミナーとワークショップのフライヤー 研究室内セミナーとワークショップのフライヤー
  • 特別講演後の記念撮影 特別講演後の記念撮影

特別講演では、「Cyanobacterial UV-absorbing compounds」と題してシアノバクテリアが生産する紫外線吸収物質についての研究発表を行いました。チュラロンコン大学理学部より多くの教員や学生が参加し、発表後には活発な議論がなされました。

フィールドワークでは、タイ・サムットサーコーン県の塩田を訪れ、高塩濃度環境に生息するシアノバクテリアのサンプリングを行い、実験室に持ち帰って単離作業を行いました。景山教授とWaditee-Sirisattha教授は極限環境に生息する特殊なシアノバクテリアの生存メカニズムの共同研究を長年実施しており、今回のフィールドワークは新たな研究対象株の発見を狙って実施されました。

  • 塩田でのサンプリング風景 塩田でのサンプリング風景
  • サンプルの水質調査風景 サンプルの水質調査風景

総合学術研究科では、チュラロンコン大学と継続的に交流しています。大学院生がタイを訪問する機会ももうけており、このような人的交流によって両大学間の共同研究が促進されることが期待されます。

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