トップページ/ニュース 「高校生ロボットSIリーグ」参加者が理工学部のロボット関連研究室を訪問
メカトロニクス工学科の大原賢一教授が競技会の審査員を務める縁で開催

愛知県が主催する「第4回高校生ロボットシステムインテグレーション競技会」(略称:高校生ロボットSIリーグ)に出場する愛西工科高校、一宮起工科高校、豊橋工科高校、半田工科高校、名古屋たちばな高校の生徒計23人が8月7日、天白キャンパスを訪れ、メカトロニクス工学科の大原賢一教授の研究室など本学理工学部のロボット関連の7研究室を見学し、自動運転やAI、VRなどを活用した最先端のロボット技術の一端に触れました。
12月の競技会に向けて愛知県内の5高校から生徒23人が参加
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田崎研究室
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池本研究室
「高校生ロボットSIリーグ」は、モノづくり現場の自動化を担う「ロボットシステムインテグレータ」(通称:ロボットSIer)の人材創出を目的に、愛知県が高校生を対象に2022年度から実施しています。参加チームは4月から約8カ月間をかけて、ロボットSier企業の支援を受けながらロボットシステムを構築し、12月に開催される競技会で成果を披露します。今年の競技会は12月13、14日に愛知県常滑市の愛知県国際展示場で開催されます。
本学の研究室の見学会は、大原教授が高校生SIリーグの審査員を務めている縁で2023年から夏休み中のこの時期に開催しており、生徒たちはこの日、研究実験棟Ⅳなどにあるメカトロニクス工学科の大原教授と関山浩介教授、目黒淳一准教授、電気電子工学科の田崎豪准教授、機械工学科の中西淳教授と池本有助教授、交通機械工学科の宮田喜久子准教授の研究室を見学しました。
この日は、初めに理工学部の児玉哲司学部長が「新しくて耐震性能もいい安心・安全なキャンパス内の建物も含めて見学してください」とあいさつ。続いて、大原教授が理工学部の概要やこの日見学する各学科を紹介して「皆さんの将来を発見できる1日にしてください」、愛知県産業振興課の丸山裕佑さんが「体調面に注意しながら、有意義な時間を過ごしてください」と生徒たちに呼び掛けました。
「ロボット研究に興味を持って積極的に質問してくれました」と大原教授
この後、生徒たちは2グループに分かれて各研究室を訪問し、それぞれ約20分間にわたって教員や学生から、商品陳列などを行うサービスロボットやテナガザルのように枝から枝に移動するロボット、魚の尾ひれを再現したロボットなど、さまざまなロボットのメカニズムをはじめとする研究内容の説明を受けたり、ロボットアームがペットボトルをつかむデモ実験などを見学したりしました。
生徒たちはどの研究室でも興味深そうに説明を聞き、「アームがつかむ物との距離の誤差はどうやって補正していますか?」などと熱心に質問。ヘッドマウントディスプレイを装着してVRでジェットコースターを体験した生徒は「すごくリアルでした」と振り返っていました。見学に同行した大原教授は「名城大学のロボット研究に興味を持って積極的に質問してくれました。ぜひ本学に入って研究してもらえれば」と期待していました。
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中西研究室
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宮田研究室
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関山研究室
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大原研究室
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あいさつする児玉学部長
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見学する研究室の学科を紹介
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「将来を発見できる1日に」と大原教授
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「有意義な時間を過ごして」と丸山さん