トップページ/ニュース 「子ども大学にっしん」に小学生16人が参加し、自分で作ったロボットを動かすことに挑戦

蛇行するコースでゴールできるかな?マシンの動きに注目する子供たち 蛇行するコースでゴールできるかな?マシンの動きに注目する子供たち
講座を担当した大原教授 講座を担当した大原教授

本学と日進市が連携し、同市内在住の小学生を対象にした「子ども大学にっしん」が8月22日、本学天白キャンパスの起業活動拠点ものづくりスペースM-STUDIOで行われ、本学理工学部メカトロニクス工学科の大原賢一教授が「未来のロボットエンジニアは君だ!自分で作ったロボットを動かそう!」の講座を実施しました。同講座には多数の応募があり、抽選で選ばれた小学4~6年生の16人が参加しました。

「子ども大学にっしん」は、子供たちの「なぜ?」「どうして?」「もっと知りたい!」という探求や知的好奇心を高めるきっかけづくりとして、毎年複数大学の教員が講師となり、専門的・学術的な内容を面白く、わかりやすく講義する学びの場として開催。本学は日進市と2016年3月に連携協力に関する協定を締結しており、この日の講座では、ブロックを用いてロボットを作り、そのロボットをプログラムを書いて動かす体験型の内容と共に、最新のロボット研究について学ぶ内容で開催されました。

  • 真剣な表情で説明を聞く子供たち 真剣な表情で説明を聞く子供たち
  • 楽しそうにオリジナルマシンを2人1組で作成 楽しそうにオリジナルマシンを2人1組で作成

大原教授「将来、私と一緒にみんなのお手伝いをしてくれるようなロボットを作りましょう」

  • 大原研究室の学生と一緒に問題点を考える 大原研究室の学生と一緒に問題点を考える
  • プログラミング言語の「C言語」の画面を見ながら調整 プログラミング言語の「C言語」の画面を見ながら調整

はじめに大原教授が研究しているスーパーマーケットのバックヤードから品物を運ぶロボットやカフェで注文を聞きドリンクを運んでくれるロボット、健康状態をモニタリングし、バイタルデータから助言をしてくれるロボットなどを動画で紹介し、子供たちは興味深そうに話を聞きました。

続いて、ブロックを使いながら黒い線の上を走らせるロボット作りに挑戦しました。ブロックに車輪やモーター、指示を出すボードコンピュータやバッテリー、センサーなどを取り付け、色とりどりのブロックでオリジナルのマシンを組み上げました。
さらに、プログラミングにも挑戦。小学校で行う「ビジュアルプログラミング」とは違い、本格的なプログラミング言語の「C言語」を使い、黒い線をセンサーで読み込み、出てくる値をメモし、真っすぐ走らせることにチャレンジ。次に、マシンが曲がるためには右と左のモーターの速度を変えることで曲がることができる理論を理解した上で、その指示を出す値をコードに入力しました。うまく曲がれると「できた!」と喜びの声が上がる一方、うまくできないチームはどこに問題があるのかを自分たちで考え、大原研究室の学生の手も借りながら試行錯誤を繰り返しました。最終的には蛇行するコースを全チームがゴールまで辿り着くことに成功。子供たちは終始、楽しそうに、そして集中して取り組みました。

大原教授は最後に「今日勉強したプログラミングをもっと勉強すると、最初に紹介したような賢いロボットも動かせるようになります。いっぱい勉強して、将来、私と一緒にみんなのお手伝いをしてくれるようなロボットを作りましょう」と呼び掛け、子供たちは元気いっぱいに「はい!」と答えました。

  • 真っすぐ走れるかな? 真っすぐ走れるかな?
  • うまくいかない部分を子供たち自身で検討 うまくいかない部分を子供たち自身で検討
  • 問題点を大原教授と一緒に確認 問題点を大原教授と一緒に確認
  • 調整を終えて、曲がるコースに挑戦 調整を終えて、曲がるコースに挑戦
  • 蛇行するコースも見事にゴールできました! 蛇行するコースも見事にゴールできました!
  • 全員で記念撮影 全員で記念撮影
  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ