トップページ/ニュース 長谷川士郎顧問が著名な作家たちの貴重な美術品245点を本学に寄贈 コレクションのオープニングセレモニーを開催
天白キャンパス附属図書館2階エントランスホールで10/9まで9作品を展示

横山大観の掛け軸や北大路魯山人の陶磁器、梅原龍三郎の絵画などが並ぶ

本学の卒業生で自動車部品製造「株式会社メイドー」(本社・愛知県豊田市)の代表取締役名誉会長を務める長谷川士郎・学校法人名城大学理事会顧問が、横山大観の掛け軸や北大路魯山人の陶磁器など日本を代表する作家の貴重な美術品245点を本学に寄贈し、このうち一部の作品を展示する天白キャンパス附属図書館本館2階エントランスホールで9月26日、長谷川顧問も出席して「長谷川士郎コレクション」のオープニングセレモニーを開催しました。
「若い時期に優れた美術品と出会うことは、かけがえのない経験になる」と野口学長
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あいさつする野口学長
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除幕式で作品を披露
第一法商学部商学科の第6回生として1958年に本学を卒業した長谷川顧問は、これまでに学校法人名城大学理事会の評議員や名城大学スポーツ・文化後援会の初代会長を務めるなど長年、法人・学校運営にご助力されているほか、メイドーや関連会社の「株式会社MCシステムズ」を通じて本学に多額の寄付をされ、奨学金制度の創設など学生のための環境づくりにもご支援をいただいています。
今回は、長年にわたり蒐集してきた貴重な美術品の数々について「学生たちが直接触れて感性を磨く機会を提供できれば」と、掛け軸は横山大観作「或る日の太平洋」や上村松園作「むしの音」、絵画では梅原龍三郎作「浅間山秋色」や加山又造作「猫ト牡丹」、陶磁器では北大路魯山人作「雲錦鉢」や岡部嶺男作「灰釉壷」など、明治初期から現代に至る著名な作家たちの総額10数億円に上る美術品245点を寄贈していただきました。
オープニングセレモニーには立花貞司理事長、野口光宣学長、名城社長会の谷喜久郎会長、校友会の紀平知大副会長らが出席。初めに、野口学長があいさつで「感性が育まれる若い時期に優れた美術品と出会うことは、豊かな人間性や創造的な力を育むうえで、かけがえのない経験になると確信します」と強調し「母校への深い愛情と学生へのあたたかな眼差しに真摯に応えるべく名城大学のさらなる発展に力を尽くします」と述べました。
長谷川顧問「豊かな日本を築いていく卒業生が名城大学から出ることを期待したい」
続いて、長谷川顧問と谷社長会会長、紀平校友会副会長、立花理事長、野口学長、小原章裕専務理事による除幕式で作品が披露され、立花理事長が長谷川顧問に感謝の意を表してクリスタルの盾を贈呈。学生を代表して外国語学部4年の前田クリスチャン瑞貴さんが「寄贈された美術品に感化され、本物を見抜く力や美術品を真に楽しむ感受性が養われ、在学生が今後の人生を豊かに生きられる力を磨いていくと思います」とお礼を述べました。
さらに、学生からの感謝の気持ちを込め、理工学部3年の小池百香さんから長谷川顧問に花束が贈られました。最後に、長谷川顧問があいさつし「美術品に加えてトヨタ自動車の株式も寄付したので、奨学金として心ある学生たちのために使ってほしい。そして、豊かな日本を築いていく卒業生が名城大学から出ることを期待したい」と述べました。セレモニーには長谷川顧問から部活動で支援を受けているアメリカンフットボール部とラグビー部、準硬式野球部の部員らも駆けつけ、式後には長谷川顧問とともに記念写真に収まりました。
今回お披露目した北大路魯山人作「雲錦鉢」や横山大観作「或る日の太平洋」など9作品は、10月9日まで展示する予定で、その後、作品を入れ替えて展示を再開することにしています。附属図書館の開館日(平日9:00~21:00、土曜日9:00~18:00、日曜日と講義のない祝日は閉館。詳しくは図書館ホームページを参照)であれば、どなたでも自由に見学ができます。駐車場がないため、公共交通機関か周辺のコインパーキングなどをご利用ください。
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クリスタルの盾を贈った立花理事長
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感謝の言葉を述べる前田クリスチャン瑞貴さん
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花束を贈呈した小池さん(右)、前田さん(左)と長谷川顧問
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あいさつする長谷川顧問
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式後、学生たちと握手する長谷川顧問
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会場のエントランスホール
