トップページ/受賞 薬学部の藤井さくらさんが第42回和漢医薬学会学術大会(ポスター発表)で受賞

受賞者

藤井さくら さん(薬学部薬学科6年、生薬学研究室)

受賞名

第42回和漢医薬学会学術大会(ポスター発表)

受賞日

2025年9月19日

受賞テーマ

漢方処方の科学的解析(第50報)甘草配合漢方処方投与後の血中グルチルレチン酸濃度(その4)

医療用および一般用漢方エキス製剤は294処方を数え、わが国の日常診療において欠くことのできない薬剤となっています。しかしながら、漢方方剤は少なくとも2種以上の生薬を配合する多成分系薬剤であるために、その有効性や安全性については成書の記述によるところが多く、科学的根拠が乏しいのが現状です。本研究は、漢方方剤の7割超に配合される一方で、偽アルドステロン症という副作用が生じることが知られる甘草に注目し、その主成分であるグリチルリチンの血中代謝物であるグリチルリチン酸の体内動態について、代表的な甘草配合処方24種を対象に検討したものです。これらの情報は当該エキス製剤のインタビューフォームや添付文書にも掲載されておらず、漢方エキス製剤の安全使用において重要な基礎的知見となりました。

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