トップページ/ニュース 都市情報学部「フィールド調査の方法」で学生たちが名古屋市東区の「文化のみち」を視察調査

調査結果を観光客を対象に11月8日に行うアンケート調査に生かす

視察調査に参加した学生ら(二葉館で) 視察調査に参加した学生ら(二葉館で)

都市情報学部の2年次開講科目「フィールド調査の方法」の講義で、受講する学生たちが10月2日、2025年度の調査対象地域となる名古屋市東区の「文化のみち」エリアで視察調査を実施しました。この日の調査結果は、同エリアを訪れた観光客を対象に11月8日に行うアンケート調査に生かすことにしています。

「外国人観光客の意見も積極的に集めていくことが重要だと感じました」との感想も

  • 二葉館で 二葉館で
  • 旧豊田佐助邸で 旧豊田佐助邸で

「フィールド調査の方法」は、質的・量的なフィールド調査・社会調査の理論を学び、実際の観光地・施設などに出向いてアンケート調査を行い、データの集計・分析、プレゼンテーションを通して、社会のさまざまな課題解決に活用するフィールド調査の方法の修得を目指す講義です。

この日の視察調査には、2年生と3年生24人が参加。川上貞奴と福沢桃介が暮らした邸宅を移築した「二葉館」と陶磁器商の井元為三郎によって大正末期に建てられた「橦木館」、さらに旧豊田佐助邸を訪れ、ガイドボランティアの解説を聞きながら視察しました。

参加した原田直希さん(2年)は「さまざまな歴史的価値のあるものを見て、触れることができました。この経験をもとに調査レポートをまとめ、文化のみちの魅力発信に貢献したいと思います」、藤嶋百花さん(2年)は「今回の調査で感じたこと、学んだことを活かしながら、文化のみちの発展にはどのような情報が必要となるかを考え、今後アンケート調査を作成・実施したいと思います。また、日本で外国人観光客が急増していることから、アンケート調査では外国人観光客の意見も積極的に集めていくことが重要だと感じました」と感想を話していました。

大野沙知子准教授「若者ならではの独自性を大切にして調査に生かしてほしい」

大野沙知子准教授は「2025年度の講義では、視察調査の前に名古屋市の観光にまつわるデータ分析を通じて対象地である文化のみちの特徴を理解してきました。今回の視察調査から仮説を具体化させ、魅力的で持続可能な観光スポットになるにはどのような仕掛けが必要なのか、若者ならではの独自性を大切にアンケート調査票設計に生かしてほしい」と期待していました。

旧豊田佐助邸でガイドボランティアの説明を聞く学生たち 旧豊田佐助邸でガイドボランティアの説明を聞く学生たち
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