トップページ/受賞 理工学研究科の山内優人さんが「IEICE-CS ICETC2025」において Best Poster Awardを受賞

受賞者

山内優人さん(理工学研究科電気電子工学専攻修士課程1年、システム・情報通信(今宿)研究室)

受賞名

Best Poster Award, The 6th IEICE-CS International Conference on Emerging Technologies for Communications

受賞日

2025年11月26日

受賞テーマ

PAM-4 Based Time Domain Single Carrier Index Modulation for Future Optical Access Networks

動画配信やAIサービスの台頭により光通信ネットワークの大容量化に加え、低エネルギー化技術の開発が必要とされています。本研究は、大容量光通信ネットワークを、通信需要にあわせて柔軟に回線容量を設定し、エネルギー効率を高める通信方式を提案するものです。具体的には、光信号の振幅と位相を組み合わせて4つのレベルを定義するPAM-4変調と呼ばれる方式と光パルス送信タイミングの変化で情報を送る変調方式を組み合わせたPAM-4ベース時間領域インデックス変調方式を提案しました。通信需要が低い状態で提案方式を適用し、受信器で駆動する局発光源出力を1/4に削減しても通信回線の維持可能な低エネルギー通信システムを構築できる可能性をシミュレーションで示しました。

本賞は、Poster セッションで採択された講演論文のうち、特に優秀であり今後の発展が期待できると認められた 5%程度の論文に対する表彰です。なお、本研究の成果は、総務省受託研究 「グリーン社会に資する先端光伝送技術の研究開発 課題Ⅱ 大容量・高多重光アクセス網伝送技術」で得られたものです。

  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ