坂井泰吾さん（理工学研究科電子工学専攻修士課程2年、堀田研究室）
光岡日菜子さん（理工学研究科電子工学専攻修士課程2年、堀田研究室）

外観検査アルゴリズムコンテスト2025 最優秀賞

2025年12月4日

検出・分類の二段階フレームワークによるキャベツの葉数推定 ～ YOLOv12・ConvNeXtv2 および合成データ・境界情報の活用～

本コンテストでは、圃場で撮影された画像から1株ごとのキャベツの葉数を高精度に推定することが求められました。実際の農地で撮影された画像では、葉が複雑に重なり合い、撮影条件や個体差による見た目のばらつきも大きいため、少数の教師データだけで安定して葉数を数えることが難しい点が課題となりました。私たちは、まず物体検出モデルでキャベツ領域を抽出し、その切り出し画像とCanny法により抽出した葉の輪郭情報を入力とする葉数分類モデルを組み合わせた「検出＋分類」の二段階構成の手法を提案しました。その結果、本手法は全131件の応募の中で成績1位を収めました。