トップページ/ニュース 学生ハッカソンイベント「HACK U 名城大学2025」の最終発表会を開催
テーマは「当たり前改革~日常にユーモアを~」 20チームの92人が参加
本学の学生らが限られた期間内でサービスや製品を企画、開発して発表する学生ハッカソンイベント「HACK U 名城大学2025」の最終発表・審査会が12月6日、天白キャンパス研究実験棟Ⅲのイノベーションハブで開催されました。8回目の今回は「当たり前改革~日常にユーモアを~」をテーマに、参加した学生たちが斬新でユニークな発想で創りあげたプロダクトを次々とプレゼンテーションしました。
約1カ月間、M-STUDIOなどを活用して企画・開発したプロダクトをプレゼン
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180秒以内でプレゼン
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プレゼンを聴く審査員
「LINEヤフー株式会社」が主催、本学が共催する「HACK U 名城大学」は、LINEヤフーの社員のサポートを受けながら、学部や学年の枠を超えたチームがプロダクトを開発するイベントです。本学が指定管理法人を務める愛知総合工科高等学校専攻科の学生も含めて20チーム、92人が参加し、11月10日からの約1カ月の開発期間を経て、この日の発表・審査会を迎えました。
最終発表会では、審査員の野口光宣学長と社会連携センター長で経営学部の田中武憲教授、情報工学部の旭健作准教授、LINEヤフーの木村信裕さんを前に、各チームが180秒の制限時間内でプロダクトをプレゼン。見た夢を記入すると動画を作成してYou Tubeにアップされるサイトや、その日の気分や天気などから最適の音楽を提案するアプリ、大学祭などのデジタルパンフレットシステムなどのプロダクトを次々と発表しました。
各チームはプレゼンで、課題を把握した背景やその解消に向けたサービスの機能、操作の方法、活用した技術仕様、今後の展開などをパワーポイントで簡潔に説明。さらにその後の展示会では、各チームのテーブルを回る審査員や他チームの学生、LINEヤフーの社員に、実際にスマホやパソコンの画面でアプリを起動させて操作したり、起業活動拠点ものづくりスペースM-STUDIOなどを活用して製作した試作品を動かしたりして、詳しい機能などの質問に答えていました。
【各チームのプレゼンテーションの様子】
【展示会の様子】
アプリ「TSUKUPULA」を開発した「わーるど」が最優秀賞と名城大学賞をダブル受賞
審査の結果、机の散らかり問題を楽しんで解決するため、机を片付けて撮った画像を解析してスコア化し、キャラクターを育成するアプリ「TSUKUPULA」を開発した「わーるど」が、最優秀賞とクオリティーが最も優れた作品に贈られる名城大学賞をダブルで受賞しました。
アイデアが最も優れた作品と評価された名城大学学長賞は、出会った人とQRコードなどでプロフィールを交換し、つながりや出会った場所などを記録できる交流支援アプリ「ともろぐ」を作った「まめのき」、参加者投票で最も票を獲得した作品に贈られる「Happy Hacking賞」はスマホに残した思い出の写真を手軽に楽しく振り返ることができるアプリ「recolLe」を作った「GRAPE」に決まりました。
名城大学賞を贈った田中教授は講評で「毎年クオリティーが上がっていてとても悩みました」と振り返り、名城大学学長賞を手渡した野口学長は「どれも出来が良く、優劣つけがたい作品ばかりでした。今後は社会貢献も意識してプロダクトの開発を進めてほしい」と呼び掛けました。最後に旭准教授が「今回は生成AIを使い、プロダクトに組み込んだチームが多く、作品のクオリティーを上げたことがトピックスでした」と総括しました。
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Happy Hacking賞の「GRAPE」
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名城大学学長賞の「まめのき」


