トップページ/受賞 薬学部の横井麻里安さんが新アミノ酸分析研究会学術講演会で優秀発表賞を受賞

受賞者

横井麻里安さん(薬学部薬学科5年、分析化学研究室)

受賞名 新アミノ酸分析研究会第15回学術講演会 優秀発表賞
受賞日 2025年12月9日
受賞テーマ

空間メタボロミクスによるアトピー性皮膚炎関連分子の探索と同定

皮膚をはじめとする組織では、多様な細胞が特定の位置でそれぞれの役割を果たしています。組織の各位置に含まれる分子の分布を解析し、特徴的な分布を示す分子を見出すことで、その分子が担う生理的役割の解明を進めることができます。

本研究では、「空間メタボロミクス」(質量分析イメージング)という手法をアトピー性皮膚炎(AD)のモデルマウスの解析に適用し、特にN-アシルタウリンという分子がADモデルマウスの表皮に多く存在していることを初めて見出しました。この分子は、傷の修復に関わることが知られているものの、その体内動態や作用機序について不明な点が多く残されています。更に研究を進めることで、ADの病態や皮膚の恒常性維持に関する理解が進むことが期待されます。

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