トップページ/ニュース 富山県立氷見高校で本学の5教員が出前講義

「大学でどのような学びを得られるかを知りたい」と本学に依頼

ゴーグルとスマホでVRを体験する生徒たち ゴーグルとスマホでVRを体験する生徒たち

本学と連携協定を締結している富山県氷見市にある県立氷見高校で12月12日、連携事業の一環として、大野栄治副学長(都市情報学部教授)ら本学の教員5人による「名城大学出前講義in氷見高校」が初めて行われました。1、2年生合わせて132人が「温暖化対策と地域活性化」をテーマにした大野副学長による講義などを受け、通常の大学説明会などでは得られないリアルな大学での学びを体験しました。

1、2年生132人が「働き方・働かせ方」や「バーチャルツーリズム」などを学ぶ

  • 田中教授 田中教授
  • 橋場教授 橋場教授

出前講義は、今年6月の「氷見市・名城大学連携協議会」の総会で、氷見高校側から「生徒の視点に立ち、各学部でどのような学びが得られるのかを知る機会があれば」と提案があり、本学側も賛同して実現。大野副学長のほか、経営学部の橋場俊展教授と田中武憲教授、農学部の平児慎太郎准教授、都市情報学部の森龍太准教授と、いずれも氷見市との連携事業に関わる教員が講師として協力しました。

大野副学長を除く各教員の講義のテーマは、橋場教授が「働き方・働かせ方の過去・現在・未来」、田中教授は「国を豊かにするのは、自由貿易か保護貿易か?」、平児准教授は「棚田の保全から考える“農業の多面的機能”」、森准教授は「バーチャルツーリズムに出かけよう!-スマホでかんたんVR体験-」で、大野副学長らはそれぞれ2回ずつ講義を行い、生徒たちは選択した2つの講義を受講しました。

このうち、森准教授は生徒たちにスマホで簡単にできるVR空間(仮想現実)の体験を講義に組み入れました。組み立てた段ボール製のレンズ付きゴーグルにスマホを入れ、QRコードで読み込んだ海中の映像などを楽しんだ生徒たちに、森准教授は「こうしたバーチャルツーリズムは実際の旅行の代わりになりますか?」と問い、「物が買えないなど代わりにはならないが、その観光地などを知ってもらう導入になります」と説明しました。

大学での学びの広さの紹介や高校生へのアドバイスも

講義ではテーマに沿った専門的な内容に加え、平児准教授は「農学部には生物学や化学だけでなく、経済学や経営学をベースとする研究領域もあります」と大学での学びの広さを伝え、田中教授は経済学と経営学の違いを説明したほか、ゼミで氷見市の観光用小型電気自動車「ヒミカ」を使った地域活性化策を探っていることも紹介。大野副学長と森准教授は都市情報学部が文理融合の学部であることを説明し、橋場教授が「時間に余裕ができた時に打ち込めるものを若いうちから見つけておいて」とアドバイスする場面もありました。

  • 平児准教授 平児准教授
  • 大野副学長 大野副学長
  • 森准教授 森准教授
  • VR体験に臨む生徒 VR体験に臨む生徒
  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ