トップページ/ニュース 二神真美名誉教授と都市情報学部の森龍太准教授が
日本青年会議所愛知ブロック協議会の名古屋会議で講演
約60人が聴講 サスティナブル・ツーリズムやインバウンド戦略について解説
二神真美名誉教授(国際観光学)と都市情報学部の森龍太准教授(観光学・観光動態)が2月11日、名古屋市昭和区の岡谷鋼機名古屋公会堂で開催された公益社団法人日本青年会議所(JC)東海地区愛知ブロック協議会の名古屋会議で講演し、出席したJCメンバー約60人にサスティナブル・ツーリズムの必要性やこれからのインバウンド戦略などについて解説しました。
「『地域と旅行者が共にどう豊かになるか』への発想の転換が必要」と二神名誉教授
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講演する二神名誉教授
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森准教授
まず、二神名誉教授が「持続可能な観光の最前線~インバウンド市場の動向と求められる観光コンテンツ~」と題して講演。コロナ禍後のインバウンド市場について「爆買いに代表されるお土産の購入などの『モノ消費』から、唯一無二の体験ができるかという『コト消費』へ、さらに10~20代のZ世代ではエコツーリズムなどで環境保全や地域貢献などに貢献する『イミ消費』へと価値観が転換している」と述べ、質的に大きく変わっている状況を説明しました。
次に、二神名誉教授は「サスティナブル・ツーリズム」の定義やその推進と国際スタンダードの策定・管理を行う国際非営利団体「GSTC」(グローバル・サスティナブル・ツーリズム協議会)などを紹介。「インバウンドは今、本物の体験や地域の人との交流などを重視して観光地を選んでおり、これからは『どれだけ呼ぶか』という数ではなく、『地域と旅行者が共にどう豊かになるか』への発想の転換が必要」と強調。若手経済人である聴講者に向けて「『GSTC』の国際スタンダードをぜひ覚えてください」と呼び掛けました。
都市情報学部が「ツーリズムEXPOジャパン」に出展した縁で講演が実現
続いて登壇した森准教授は、名古屋市などの自治体と連携した講義やフィールド調査といった観光系科目群のほか、森ゼミによる富山県氷見市でのナンバープレート調査など都市情報学部での観光学の学びの概要を説明し「データに基づいた観光政策を提案・分析できる人材の育成を目指している」と紹介。「学生たちは活動によって気づきを得て、それまで知らなかった地域でも愛着が生まれ、10年後、20年後に大きな観光プロモーションになる可能性を秘めている」と強調しました。
JC東海地区愛知ブロック協議会は、愛知県内に33ある各地の青年会議所の連絡調整機関で、名古屋会議は同協議会の2026年度1年間の活動を発信する場です。今回の講演は「認知されていない地域の魅力を活用した持続的な地域発展の機会を創出する」ことを目的に同協議会内に設置された「グローバル都市愛知創造委員会」の公開委員会として行われましたが、同委員会の米津憲明委員長が2025年9月に愛知県国際展示場で開催された「ツーリズムEXPOジャパン」を訪れた際、出展していた都市情報学部のブースで森准教授のゼミ学生から声を掛けられたことが縁で実現しました。


