トップページ/ニュース 建築学科の谷田研究室と附属図書館が利用促進に向け新たにブックシェルフを製作し、イベントを実施
理工学部建築学科の谷田真准教授研究室と本学附属図書館は、利用拡大につなげる居場所づくりを目指し3月3日、天白キャンパスの附属図書館本館2階に新たなブックシェルフを設置し、そのお披露目イベント「たまたまの本の山」を開催しました。
この取り組みは2025年度の「学びのコミュニティ創出支援事業」に採択され、谷田研究室の学生15人と附属図書館職員が2025年5月から検討を開始。今回の初披露になりました。
通常時は「本の山」、イベント時は大階段が読書空間に
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通常時仕様の本の山
天白キャンパスの附属図書館本館は1986年に完成し、築40年を迎えます。今後、リニューアルも検討されており、谷田研究室は隠れた空間的な魅力の発掘し、利用者拡大につなげる居場所づくりを検討してきました。
二村洸生さん(理工学研究科1年)は「古い建物で、階ごとに各分野の書籍が置かれている。近年の図書館のような偶然な本との出合いが生まれる配置や動線になっていない」と感じたといい、附属図書館本館の入口付近の大きな吹き抜けと大階段があるこの象徴的な空間を、新たな居場所と本との出合いの場にできないかと考えたと話します。そこで、この場所に様々な分野の本が置かれる「本の山」のファニチャーを設置することを考案。さらに、この「本の山」を小さなファニチャーの集合体とすることで、イベント時にはその小さなファニチャーが階段上にバラバラと展開できるよう工夫し、大階段自体が読書空間に変わる可変的な家具として設計しました。
通常時の「本の山」にはSDGsや文学賞受賞作品など、テーマに合わせたお勧めの本を図書館司書が選書し、さらに谷田研究室の学生たちが興味を持った本を「たまたまの本」として設置しました。二村さんは「本を読むために図書館に訪れるだけではなく、この『本の山』に興味を持ってもらい、偶然手に取った本がその人の新たな興味に繋がれば嬉しい」と話しました。
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テーマに合わせ並べられた書籍
この日はイベント仕様として大階段にファニチャーが設置され、大階段自体が積層するブックシェルフに様変わり。人が入り込んで本が読めるファニチャーもあり、ただの階段が新たな読書空間になりました。またこの初回イベントを盛り上げようと、谷田研究室の卒業生で珈琲販売店「that.」代表の中村海斗さん(2023年度理工学研究科卒)も駆け付け、薫り高い珈琲を提供。新たな空間演出に花を添えました。
谷田准教授は「今後は月1回程度イベントを開催し、普段あまり図書館を利用しない学生たちにも足を運んでもらえるきっかけになればと思う。学びのコミュニティ創出支援事業として継続的に取り組めるため、次年度以降も利用促進につながるアプローチを検討したい」と抱負も語りました。
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珈琲を提供する中村さん(左)
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好みに合わせてその場でブレンドされた珈琲


