トップページ/ニュース 理工学部環境創造工学科の道正泰弘教授が
日本建築学会賞(論文)を受賞
日本建築学会賞の技術と論文の両受賞は異例
本学理工学部環境創造工学科の道正泰弘教授(環境技術・環境材料)が、一般社団法人日本建築学会が選考する「2026年日本建築学会賞(論文)」を受賞しました。1949年に設けられた同賞は建築界における研究者として最高峰の賞です。近年中に発表された研究論文で、学術の発展に寄与すると認められた優れた論文に贈られています。
また、道正教授は2013年に日本建築学会賞(技術)も受賞しており※1、個人単独あるいは筆頭者で技術と論文のダブル受賞は極めて異例です。
受賞論文のテーマは「環境負荷を低減する最適な建築材料・施工方法の評価と適用に関する一連の研究」です。近年、建設分野では資源循環とCO₂削減が重要課題となり、再生骨材やフライアッシュ(FA)のような副産物の活用が求められています。本研究は、これらを用いたコンクリートなどについて、再資源化・解体から長寿命化までのライフサイクル全体を対象に、環境性能と耐久性を両立する評価・設計手法を確立したもので、低品質再生骨材コンクリートの性能評価、FAコンクリートの調合設計法、ライフサイクルアセスメントに基づく建材の評価手法などを提示し、実務への適用性を示しました。これらの成果は各種指針やJISにも反映され、国内外で高く評価されており、学術的・実務的に極めて優れた業績として、今回の受賞になりました。
道正教授のコメント
本研究は、前職の東京電力株式会社在職中の1993年に着手し、これまで約30年間の集大成です。なお、1993年は環境基本法が制定された年です。
2014年に名城大学に着任し、研究推進と共に技術の継承を進めてきました。具体的には、研究成果を教育に反映し※2、また、博士(工学)を4名輩出できました。折しも名城大学100周年の節目で受賞できましたこと、大変光栄に思っています。今後も「研究」、「教育」に精進したいと思います。
2026年日本建築学会賞各賞受賞者


