トップページ/ニュース 「体操のお兄さん」薬学部の佐藤弘道特任教授が今年度初めての講義
1年次開講科目「健康・スポーツ科学理論」で学生281人を前に登壇
NHKテレビ「おかあさんといっしょ」の第10代「体操のお兄さん」として知られる本学薬学部の佐藤弘道特任教授が4月17日、八事キャンパスで今年度初めての講義を行いました。担当したのは、梅田孝教授の1年次開講科目「健康・スポーツ科学理論」で、3限と4限の2コマ合わせて281人の1年生に「地域保健(健康づくり)活動」について解説しました。
運動指導や各種測定・検診などの際の学生たちへのアドバイスも
佐藤特任教授は初めに、2024年6月に脊髄梗塞を発症し、現在も股関節から下がしびれていて、発症翌日から始めたリハビリを今も続けていることを明かし、脊髄梗塞の原因は不明で治療法もなく、難病指定もされていない現状を説明。学生たちに「早期発見がすごく大事で、皆さんの周りに病名が分からない病気で苦しんでいる人がいたら、神経系の医療や検査を受けるように伝えてください」と呼び掛けました。
続いて佐藤特任教授は、学位(医学博士)を取得した弘前大学大学院医学研究科社会医学講座時代から携わり、青森県弘前市岩木地区で展開されている「岩木健康増進プロジェクト」について、その目的や背景、成果などを、生活習慣病予防や健康増進策として実施している骨密度や好中球などの各種測定や健康実践教室などの様子の写真、それらから得られたさまざまなデータなどを使って紹介しました。
薬剤師は現在、地域の健康づくりに積極的に参画し、健康状態を把握するための各種測定を担ったり、健康増進教室などで運動指導をしたりすることが求められています。このため、佐藤特任教授は「運動指導や測定の際には明るいコミュニケーションの仕方も学んでください」「皆さんが測定や検査を行う際には、自ら体験してみて感じたことを生かしてください」などとアドバイスしました。
最後に、佐藤特任教授が長年、取り組んでいる「親子体操」の研究について、自らの大学院時代の論文を提示して、背景や目的、調査の流れ、体力測定のデータの解析、結果のまとめ、考察などを説明。「男性は20代から肥満やメタボが始まるため、1年生の君たちは今から10年後の健康を考えなければ」と指摘し、親子体操について「子どもたちの運動能力の向上だけでなく、お父さんやお母さんの健康づくりにもつながります」と力を込めました。
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時折りユーモアも交えて講義
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佐藤特任教授を紹介する梅田教授(右)


