トップページ/ニュース 学生3団体が「サステナハニー公園プロジェクト」に参画し、廃材ウォールアートを制作

株式会社デンソーが推進する産官学連携プロジェクト「サステナハニー公園プロジェクト」に、名城大学の学生コミュニティ3団体が参画し、2025年5月17日、刈谷市の相生公園で開催された「第2回サステナハニーマルシェ」で成果物の廃材ウォールアート(3.6m×1m)を披露しました。

本プロジェクトは、デンソーが2015年から取り組む「みつばちプロジェクト」を起点とした循環型社会づくりのフラッグシップ事業で、学生団体はウォールアートのコンセプト立案からデザイン制作、特設Webサイト開発までを担当しました。

(有)名古屋工芸を窓口に、社会連携センター経由で学生コミュニティが参画

  • <center>企業を迎えた初回会議の様子</center>
    企業を迎えた初回会議の様子

「サステナハニー公園プロジェクト」は、デンソー本社(愛知県刈谷市)屋上で養蜂された蜂蜜「サステナハニー」を象徴とする同社の地域貢献活動の延長線上に位置づけられた取り組みです。
本社南に隣接する相生公園を「
循環型社会のフラッグシップ公園」として再生する構想のもと、廃材を活用したウォールアートを設置しました

学生コミュニティへの参画依頼は、デンソーと名城大学の架け橋となり、3Dプリントによるものづくりを担う有限会社名古屋工芸を通じて、名城大学社会連携センターに寄せられました。

社会連携センターは、起業部「MEIJO STARTUP CLUB(MSC)」内で外部主体との連携を担うセクター「VISION GUILD(以下、VG)」を窓口に設定。
VGがプロジェクトを受注し、専門領域に応じて学内の他の学生コミュニティへとバトンをつなぐ体制を組みました。

3団体がコンセプト・デザイン・Webをリレー方式で分担

  • <center>コンセプト決定の話し合いの様子</center>
    コンセプト決定の話し合いの様子

参画した学生コミュニティと役割は次のとおりです。

  • MEIJO STARTUP CLUB「Vision Guild(VG)」ウォールアート全体のコンセプト設計
  • もじもじウォールアートのデザインと、絵にまつわるオリジナル物語の制作
  • Miakks(ミアキス)プロジェクトの経緯と想いを発信する特設Webサイトの開発

VGはデンソーや関係企業との議論を踏まえてコンセプトをまとめ、ラフ画にしてもじもじへ引き継ぎました。
書くこと・み
ることを通じた自己表現に取り組むもじもじにとって、団体としてアートのデザインを担当するのは初の試み。
現代社会が抱える環境問題」を軸に据え、もじもじが日頃から大切にしている「みること」の方法論を絵そのものに織り込みました。

完成したウォールアートには、空飛ぶ汽車、ゴミの山、咲き乱れる花と枯れた花、ビル群、月、星、窓辺にたたずむ乗客の少年などが描き込まれ、「フカンしてみよう、ぼくたちに 足りないとこ、足りすぎているとこ」というメッセージが添えられました。

もじもじは特設Webサイト上で「この作品には『答え』がありません。いろいろな読み取りが可能な要素を絵の中に配置することによって、ウォールアートの前で皆様が立ち止まり、あれやこれやと考えを巡らせていただくことを意図しています」とコンセプトを説明しています。

関係者会議で発案された「自由に解釈してほしい。でも、想像のきっかけがあるとより良いかもしれない」という声を受け、もじもじは絵を「みる」ことから文を作る「看図アプローチ(看図作文)」という手法を用いた物語づくりのワークショップを学内で開催。参加者と協働でオリジナル物語を創作しました。

最後のバトンはMiakks(ミアキス)に渡されました。
Miakksはソフトウェア開発を目的とした学生主体のコミュニティで、開発には情報工学部に所属するVGメンバーも参加。
プロジェクトの経緯、絵の中の各モチーフに込められた意味、物語のあらすじを発信する特設Webサイトを立ち上げ、ウォールアートにはQRコードを埋め込んで、現場で絵を見た人がそのままサイトにアクセスできる導線を整備しました。

  • <center>デンソー本社での関係者会議</center>
    デンソー本社での関係者会議
  • <center>関係者会議で提出したアイディア</center>
    関係者会議で提出したアイディア
  • <center>物語づくりワークショップの様子</center>
    物語づくりワークショップの様子
  • <center>特設Webサイト</center>
    特設Webサイト

マルシェでお披露目、相生公園でのプロジェクトが今後も続く予定

完成したウォールアートは、刈谷市の相生公園で開催された「サステナハニーマルシェ」(主催:株式会社デンソー、刈谷市公園緑地課)でも披露されました。
2025年5月17日に開催された第2回マルシェではサステナハニーの採蜜会、廃材で作られた製品が当たる「エコガチャ」、3Dプリンター実演、キッチンカー、障がい者就労支援団体の出店などが並び、来場者がプロジェクトの成果に触れる機会となりました。

「サステナハニー公園プロジェクト」は、循環型社会フラッグシップ化構想と位置づけられており、今後もプロジェクトが継続的に検討される予定です。
学生団体3団体にとって本プロジェクトは、それぞれの専門性を社会に実装する一歩となり、社会連携センターを介してリレー方式で制作を進める協働モデルを実践した形となりました。

  • <center>サステナハニーマルシェの様子</center>
    サステナハニーマルシェの様子
  • <center>マルシェ内で設置されたウォールアート</center>
    マルシェ内で設置されたウォールアート
  • 情報工学部始動
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  • MS-26 学びのコミュニティ