トップページ/ニュース 都市情報学部「観光の資源」の講義で「ウェルネスツーリズム」を学ぶ
公益財団法人「名古屋観光コンベンションビューロー」の観光部長らが解説
都市情報学部の森龍太准教授が担当する3年次前期開講科目「観光の資源」の5月11日の講義で、公益財団法人「名古屋観光コンベンションビューロー」の観光部長を務める都築茂記さんとおもてなしグループ長の黒田さち子さんがゲスト講師として登壇。約130人の学生に「都市型ウェルネスツーリズム『ウェルネスタイルなごや』の取り組み」と題してウェルネスツーリズムの定義や名古屋での取り組みの現状などを解説しました。
「観光の資源」の講義では、観光資源の拡大の歴史的変遷や観光対象となる資源の特性について理解を深めるとともに、持続可能で適切な観光資源の管理の一翼を担う能力の修得を目指しています。今後、観光客の体験・活動が食や食材に関連づいている「ガストロノミーツーリズム」、文化遺産や自然遺産を観光資源として活用する「ヘリテージツーリズム」、古民家ツーリズム、ヴァーチャルツーリズム(仮想旅行)なども学ぶ予定です。
全国初の都市型ウェルネスツーリズム「ウェルネスタイルなごや」の取り組みを紹介
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講義をする都築さん
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講義をする黒田さん
この日の講義では、初めに都築さんが日本の観光を取り巻く状況について「円安の進行で訪日旅行が回復し、2024年の訪日外国人旅行者が4268万人と過去最高を記録した」と説明。また「旅行形態が多様化している」として、個人旅行や個人の好みや関心に合わせた観光行動、温泉や自然、伝統文化などを「体験・体感」する旅行、長期滞在型の観光などが増えていることを挙げました。さらに、名古屋の状況についても解説し、日本の真ん中に位置する地理的利便性、観光施設の充実と多様性、周辺の北陸東海の魅力を示して「周辺の自治体との連携が重要」と述べました。
続いて、黒田さんが「ウェルネスツーリズム」の定義として「日常から離れてリフレッシュし、明日への活力を得る旅」と解説。サウナやスーパー銭湯などの温浴施設、有松絞などの伝統文化やヘルシーな発酵食・味噌など、名古屋ならではの特色ある資源を生かして名古屋観光コンベンションビューローが取り組んでいる「ウェルネスタイルなごや」について「歴史観光、産業観光、なごやめしに続く新たな観光で、全国初の都市型ウェルネスツーリズムです」と強調しました。
さらに黒田さんは、大相撲の親方に名古屋城二の丸広場でヨガを体験してもらうイベントや、観光スポットをチームで巡り「ロゲイニング」というスポーツを通して名古屋の魅力を再発見するイベントなどをこれまでに開催し、エンタメや宿泊、飲食、旅行、教育文化など「フレンズ」と呼ぶ319に上る事業者と連携して取り組んでいることも紹介。「癒しの施設がたくさんある街が名古屋です。皆さんが当たり前と考えているものも、ほかの地域の人から見ればすごい観光資源になります」と呼び掛けました。
グループワークでは名古屋への観光客を増やすアイデアを検討して提案
続くグループワークでは「観光客を増やすためにアイデアを頂きたい」との都築さん、黒田さんからの要望で、「名古屋で楽しむ『やすらぎ』『いやし』『幸せ』のコンテンツ」について検討。「極楽浄土」と題して寺でお香を焚きながらマッサージを受けられる体験を提案したグループや、温浴施設の宴会場を使い、なごやめしとコラボしたスポーツ枕投げ大会のアイデアを出したグループもありました。
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講義の様子
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グループワークのテーマについて話す森准教授(右)ら
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グループワークの様子
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グループワークの成果を発表


