トップページ/ニュース 学生制作動画が企業広報へ
経営学部の実践授業から著作権譲渡契約が実現
経営学部で開講する実践的科目「(特Ⅰ)キャリア特論」で、学生が制作した動画作品が企業から高く評価され5月11日、この動画の著作権譲渡の契約が締結されました。
企業課題に挑む実践型授業「キャリア特論」
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科目を担当し、経緯を説明する橋場教授
この「キャリア特論」は、企業から提示された実際の経営課題に学生グループが取り組み、グループワークやプレゼンテーション、企業実習を通じて課題解決力やキャリア形成を学ぶ実践型授業。2025年度は、包装機械メーカーの株式会社フジキカイ(名古屋市中村区)の協力のもと実施され、学生たちは「BtoB製造業の認知度向上」や「採用ブランディング施策の提案」といった実社会に直結するテーマに挑戦しました。
2025年8月には、学生たちが同社や関連企業を訪問し、工場見学や包装技術に関するレクチャー、社員との意見交換などを体験。現場理解を深めながら、課題解決に向けた提案内容を磨き上げました。その成果は同年9月の最終プレゼンテーションで発表され、企業関係者や教員から高い評価を受けました。
フジキカイの及川さん「制作意図、クオリティ、制作スピードに驚いた」
このうち、「BtoB製造業の認知度向上」に取り組んだ青木まこさん(経営学科3年)を中心にしたグループは、同社製品を題材とした販促動画を制作。学生ならではの感性と、企業実習を通して得た理解を生かした映像表現が評価され、「この動画を採用広報や企業ブランディングに活用したい」と申し出を受けました。そしてこの日、青木さんと同社との間で動画作品の著作権譲渡契約を締結。授業内で制作された成果物が、実際に企業の広報活動へ活用されることとなりました。
フジキカイ人事部の及川諒太さんは、「抽象度の高い課題に対して、どのような提案になるか楽しみにしていた」とし、「インパクトを残して再生回数を増やし、その動画を見た学生たちが『フジキカイってどんな会社か』と調べる動線設計が素晴らしい」と称え、「クオリティと数時間で作り上げたスピードにも驚いた」と目を丸くしました。
青木さんは「流行の音楽を使い、敬語を使わず、砕けた表現で『こんな会社があるんだ』と思ってもらえるように制作した」と意図を語り、制作に携わった黒野菜月さん(同3年)は「従業員の方の顔が出ると炎上の可能性もある。個人情報を出さない形での制作を考えた」とリスクにも配慮した制作過程を話しました。
講義を担当する橋場俊展教授は、「短期間で学生たちの成長を感じられた。フジキカイさんがアイデアを実装していただき、後輩たちの目標にもなる成果。今後、この授業の受講生が増え、中心的な科目になってくれれば」と期待しました。
本件は、学生が企業のリアルな課題に向き合い、学びを社会的価値へと結び付けた実践的キャリア教育の成果を示すものです。経営学部では、今後も企業や地域社会との連携を通じて、学生一人ひとりの主体性や創造性を育む教育を推進していく予定です。
制作動画はこちらから
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初めての契約書の押印に緊張した面持ちの青木さん(右)
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青木さんと黒野さんの指導教員の東田明教授(左から2人目)と新美潤一郎准教授(右)を交えた記念撮影


