トップページ/ニュース アトランタ、シドニー、アテネ五輪で柔道3連覇の偉業
野村忠弘・薬学部特任教授が本年度初めての講義

37年間の柔道人生を振り返り、輝かしい金メダル3個も学生たちに披露

3個の金メダルを披露する野村特任教授 3個の金メダルを披露する野村特任教授

アトランタ、シドニー、アテネ五輪で史上初の柔道3連覇という偉業を成し遂げた本学薬学部の野村忠弘特任教授が5月29日、八事キャンパスで行われた梅田孝教授が担当する1年次前期開講科目「健康・スポーツ科学理論」で、今年度初めての講義に臨みました。2コマ合わせて281人の学生に向けて、37年間に及んだ柔道人生で経験したさまざまなエピソードを紹介しながら、示唆に富んだ多彩なアドバイスを送りました。

自らの経験から得た学びや教訓を学生たちに伝えてアドバイス

  • 講義する野村特任教授 講義する野村特任教授
  • 講義の様子 講義の様子

野村特任教授は梅田教授が弘前大学大学院医学系研究科社会医学講座在職時代に学位(医学博士)指導を行った教え子です。2022年4月の特任教授就任後は研究テーマの「運動と栄養摂取」に関連した講義を行ってきましたが、この日は「6年間の学生生活を成長につながる充実した時間にしてほしい。そのきっかけになれば」と、薬剤師を目指して学生生活を始めたばかりの1年生に自らの経験から得た学びや教訓を伝える時間としました。

野村特任教授はまず、柔道を始めた経緯から紹介し、柔道一家に生まれたものの「親から経験と選択肢を与えられた」と語り、いろいろなスポーツにチャレンジする機会を得ることができたという。それでも「中学生になって自ら柔道をやろうと決断したことが、後の自分を支える原動力になった」と振り返りました。そして「当時は体も小さくて試合には勝てず、自信も持てなかったが、自分の未来に期待して努力を続け、技を磨いたことがその後の五輪3連覇につながった」と強調しました。

野村特任教授は人との出会いが「人生の転機」になったことも紹介。大学1年では関西の大会にすら出られなかったが、2年の時に恩師であるロサンゼルス五輪金メダリストの細川伸二さんと初めて乱取りの練習を行い、「やらされる練習、こなす練習だけで勝負できるのか。成長できる人は限界値を高めることができる人だ」とアドバイスされ、「これまでは自己満足でしかなかった。すべての取り組みの一つ一つに明確な目的意識を持ち、考え抜いて取り組むようになった」と明かしました。

野村特任教授「これだけは誰にも負けないという強みをつくってください」

さらに、五輪3大会の金メダルを学生たちに披露し、メダル獲得までのそれぞれのプロセスや当時のさまざまな思いや感情も伝えて「メダルを獲るまでに歩んだ過程が私にとっていちばん大切。4年後を見据えて変化に対応し、何をすべきか考え、実行していった」と力を込めた野村特任教授。最後に「自分の価値観にとらわれず、いっぱい行動して多くの人に出会ってください。必ず皆さんを導いてくれます」「1日1日を大切にしてほしい。そしてこれだけは誰にも負けないという強みをつくってください」と呼び掛けました。

  • 多彩なアドバイスを送った野村特任教授 多彩なアドバイスを送った野村特任教授
  • 講義を振り返る梅田教授(右) 講義を振り返る梅田教授(右)
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