トップページ/ニュース 経営学部の山岡ゼミが名鉄タクシーを訪問してフィールドワークを行い、
マーケティング戦略を提案

経営学部の山岡隆志教授の専門ゼミナール2・3年生は、産学連携活動の一環として、名鉄タクシーホールディングス株式会社から提示された「大学生の名鉄タクシー利用を促進するマーケティング戦略」という課題に取り組みました。フィールドワークを含む実践的な活動を重ね、6月11日に最終企画プレゼンテーションを行いました。

  • 発表の様子 発表の様子

マーケティング・プロセスを経験し、企画の質を高める

  • 発表者に質問する脇田課長補佐 発表者に質問する脇田課長補佐

山岡ゼミでは、今年5月から課題の検討を開始し、5月21日には名鉄タクシーを訪問してフィールドワークを実施。名鉄交通ビルを訪問し、タクシー事業や課題について説明を受けた後、配車センターやハイヤー基地を見学しました。その後、乗務員経験者の方々への質疑応答を行い、乗務員としての苦労や、さまざまなタクシー利用のニーズについて聞き取ることができました。さらに、学生全員が実際にタクシーに乗車し、利用者の視点から調査を行いました。
5月28日には、ゼミ生全員が個人課題として取り組んだ企画に対して、山岡教授よりフィードバックが行われました。学生は各自で企画を改善し、6月3日に提出しました。その後、全員の企画が名鉄タクシーに送付され、書類審査が行われました。その中から優秀な企画を提案した8名が選出され、最終報告会で発表することに。選出された8名は、発表に向けて再度企画をブラッシュアップし、プレゼンテーションの改善を重ね、6月11日の最終報告会を迎えました。
最終報告会では、選出された8名の学生がプレゼンテーションを行いました。名鉄タクシーホールディングスからは、グループ営業戦略部の山口啓輔部長と脇田真樹課長補佐にご出席いただき、提案内容を審査していただきました。

実践で使える企画を4つの軸で評価

企画内容については、現状分析からターゲット設定、戦略立案、具体的なマーケティング施策、課題解決の内容、期待される数値化された効果までを、論理性をもって示すことが求められました。学生は、実務で用いられるマーケティングのフレームワークに基づき、企画を作成しました。
評価は、独創性、課題解決力、論理性、実現可能性の4つの軸で行われました。独創性では、新規性があり、独創的な企画であるか、課題解決力では、現状の課題を解決できる提案であり、十分な効果が期待できるかが評価されました。また、論理性では、現状分析から企画提案までが論理的に展開されているか、実現可能性では、実際に実施可能な企画内容になっているかが重視されました。
実践的なフレームワークのもとで、学生ならではの視点を生かした、実行可能性の高い多彩な企画が発表されました。

最後まで改善を重ね、書類審査とは異なる順位に

  • 1位に選ばれた濱地さん 1位に選ばれた濱地さん

書類審査では点数化による評価が行われましたが、その評価は一度リセットされ、最終報告会の発表内容に基づいて改めて評価が行われました。発表者に選ばれた8名は、短い期間の中で企画の改善に努めたため、最終報告会では書類審査とは異なる評価結果に。

その中で、1位に選ばれたのは、大学生の利用促進という課題に対し、ターゲットそのものを見直す施策を提案した濱地ひなたさん(同3年)です。濱地さんは、大学生の単独利用だけではタクシー利用の促進に限界があると考え、お金に余裕があり、孫のためなら支出を惜しまない高齢者のニーズに着目しました。そのうえで、ターゲットを「大学生の孫を持つ高齢者」に設定。高齢者が家族団らんや孫との時間を大切にしているという調査結果を基に、「孫と一緒にお出掛け」という新たな視点から利用を促す提案を行いました。課題に対する着眼点の独自性と、実現可能性の高さが評価され、最優秀賞に選ばれました。

濱地さんの提案について、脇田課長補佐は「お金を出す人を変えるという発想は濱地さんだけだった。このようなビジネスモデルは実行可能性もあり、非常に面白い提案だった」と講評。山口部長は総括として、「選ばれた3人だけでなく、他にも良いアイデアが数多くあった。社内で共有し、実現の可能性を検討していきたい」と話しました。
山岡教授は、「多くの2年生の企画が書類選考を通過しました。ゼミで学びはじめて2か月弱という短い期間で、マーケティングの授業やゼミで身につけた知識を生かしたアウトプットができており、独創性と実行可能性を兼ね備えた現実的な企画が多かったことに驚きました。今後のゼミ活動も楽しみです」と満足げに話しました。

  • 総括で話す山口部長 総括で話す山口部長
  • 発表した8人に名鉄タクシーホールディングスから記念品を贈呈 発表した8人に名鉄タクシーホールディングスから記念品を贈呈
  • 名鉄タクシーを訪問してフィールドワーク 名鉄タクシーを訪問してフィールドワーク
  • 報告会で発表した8人の学生と名鉄タクシーホールディングスの山口部長と脇田課長補佐 報告会で発表した8人の学生と名鉄タクシーホールディングスの山口部長と脇田課長補佐
  • 情報工学部始動
  • 社会連携センターPLAT
  • MS-26 学びのコミュニティ