トップページ/ニュース 都市情報学部の講義「まちづくり実習」で成果発表会を開催
まちの物語を伝える「建築・都市空間ツアー」を提案
2年生38人が8班に分かれ、フィールドワーク・現地視察などの成果をプレゼン
都市情報学部の田口純子准教授、福島茂教授、鈴木淳生教授が担当する2年次前期開講科目「まちづくり実習(CBML)」の成果発表会が7月6日、ナゴヤドーム前キャンパスで行われました。受講した学生38人が8チームに分かれて、名古屋市の都心部「名駅~納屋橋~栄」を結び、2026年2月から運行が始まった連結バスの新公共交通システム「SRT」(Smart Roadway Transit)の停留所エリアに人を呼び込み、にぎわいにつなげるツアーや体験イベントなどを提案しました。
名古屋の都心部を結ぶ新公共交通システム「SRT」の停留所エリアを舞台に
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プレゼンする学生たち
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質問するアドバイザー
「Community-Based Machizukuri Learning」の頭文字から「CBML」と呼んでいる「まちづくり実習」は、自治体と協同したフィールドワークを通して、その町の課題を発見・検証し、解決に向けて取り組む学生主体の実践型教育プログラムです。岐阜県美濃加茂市や名古屋市の協力を得て2019年度から都市情報学部の学生や教職員の課外プログラムとして始まり、2023年度入学者からは正課に組み込まれています。
2026年度は「名古屋市都心部の建築・都市空間ツーリズム」をテーマに掲げ、「SRT」沿線の停留所エリア(納屋橋、広小路本町、栄)に人を呼び込み、まちの回遊性やにぎわいにつなげるため、建物や通りに着目してまちの物語を伝える「建築・都市空間ツアー」を提案するのが目標です。このため、学生たちはこれまでの講義で、名古屋市の担当者らから課題の説明を受けたり、建築ツーリズムの動向を学んだりしたほか、フィールドワークで実際にSRTに乗車し、エリア内を歩いて現地を視察するなどしてきました。
この日の成果発表会には、名古屋市住宅都市局都心まちづくり課課長の福田篤史さんと同課長補佐の森田友紀子さん、公益財団法人名古屋まちづくり公社名古屋都市センター調査課長の渡辺伸二さん、講義のアドバイザーを務める海道清信名誉教授、一般社団法人地域問題研究所嘱託研究員の西村郁さんが出席。8班がそれぞれ8分間の制限時間内で、作成したパワーポイントを使って実習の成果をプレゼンテーションし、海道名誉教授らアドバイザーと福島教授らが講評を述べました。
堀川クルーズとSRTを結び付けたツアーや親子連れ向けのスタンプラリーなど考案
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質問に答える学生
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成果を発表する学生たち
各班ともターゲットや提案の理由と内容、期待する体験、スポットの魅力などに加え、現状と課題、評価の指標と方法なども示しながら、若者らしいアイデアあふれるツアーを提示しました。このうち、歴史好きの人をターゲットに「街の歴史を学べる栄・堀川ツアー」を提案した班は、栄からの徒歩とSRTでの移動に、納屋橋から名古屋城までの堀川クルーズでの移動を結び付けてルートを設定し、アドバイザーから「実現性が高い提案」との評価を受けました。
また、「未来のまち探検隊!~親子で感じる栄の魅力~」と提案した班は、「今の栄は若い世代が商業施設や居酒屋を楽しんでいる。子どもから大人まで楽しむことができる栄にしたい」との理由から、親子連れをターゲットにオアシス21や愛知県美術館など栄地区の3施設を巡ってクイズと迷路、フォトミッションを楽しむスタンプラリーを企画。「スタンプを集めながら栄の魅力を知り、親子の間の会話や写真、思い出を増やしてほしい」と狙いを説明しました。
このほか、「昼も夜も主役になる御園座エリア」と銘打ち、日中は全世代を、夜は20歳以上をターゲットに、昼は着付けや御園座の館内ツアーなどの体験、夜は居酒屋での食事などを盛り込んだツアーを企画した班や、身近過ぎて訪れる機会の少なかった20代の地元住民を対象に、地元ガイドが同行する「落ち着く場所巡り(カフェ・モーニング)」と「歴史的場所巡り」「まちナカ通り巡り」の3つのツアーで栄南の魅力を再発見するツアーを考案した班もありました。
「プレゼンの仕方や組み立てがよくできていて、レベルが格段に上がった」と高い評価
発表後の講評では、アドバイザーや教授陣から「具体的に『SRTはこうあるべきだ』という提案があれば良かった」との指摘もありましたが、「『栄・広小路ミッケ!』『堀川撮りっぷ』など、人を惹きつけるタイトルやキャッチフレーズのつけ方が新鮮だった」「動画を使うなどプレゼンの仕方や組み立てがよくできていて、レベルが格段に上がった」などと評価する声が多くを占めました。さらに「今回の経験をこれからの活動に生かしてほしい」と学生たちに期待する声も上がっていました。
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具体的なルート案も提案
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講評を述べるアドバイザー


