トップページ/ニュース 2026年度「第25回薬学部高校生体験実験講習会」を八事キャンパスで開催
本学薬学部が主催する「高校生体験実験講習会」が7月29日に八事キャンパスで開催されました。
本講習会は高校生を対象に実験の楽しさや薬学の魅力を伝えることを目的として2000年度から実施しており、今回で25回目となります。テーマは「カラフルな有機色素の世界を探究しよう! -分子の構造が生み出す「色の不思議」-」。定員40名に対し100人を超える応募があったため、受け入れ人数を増やして高校1年生から3年生までの63名が参加しました。
有機色素がもたらす「色の不思議」について学び実験
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開会式で挨拶する亀井浩行薬学部長
開会式では薬学部長の亀井浩行教授が挨拶しました。
その後の導入講義では、講師を務めた薬学教育開発センター学生実習部門の武永尚子准教授が高校化学の学習内容をもとにしたクイズを取り入れ、「有機化学」「原子価」「触媒」「酸化還元」をキーワードにして実験内容や実験の進め方について分かりやすく解説しました。
続いて受講生は2、3人ずつのグループに分かれて実習室に移動し実験開始。グループごとに学生スタッフが実験器具の操作方法や実験の進め方などについてサポートしました。
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導入講義を聴く受講生のみなさん
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講習会で講師を務めた武永准教授
触媒のはたらきや酸化還元による鮮やかな色素の化学変化を体験
1つ目の実験は、有機蛍光色素のひとつである「フルオレセイン」の合成です。ここでは、環境にやさしく安全に取り扱いやすい「固体の酸触媒」を使うことで、反応がどのように進むかを観察しました。合成した溶液に紫外線ランプをあてると、触媒を入れて反応させた溶液だけが鮮やかな黄緑色の蛍光を放ち、触媒が反応を劇的に助けていることを目で見える形で確認できました。
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学生スタッフが実験をサポート
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触媒による色の変化や蛍光を確認
2つ目の実験では、着色料などにも使われる「インジゴカルミン」を用い、酸化還元によって色が変化する「信号反応」を1人ずつ自由に体験しました。アルカリ性にしたグルコース(ブドウ糖)溶液によってインジゴカルミンが還元されると、溶液の色は緑から赤、黄色へとゆっくり変化していきます。さらに応用として、温度やpHなどの条件を変え色とりどりに変わる様子を観察する、通称「ゲーミング反応」にも挑戦。温度を上げると色の変化がぐっと速くなる様子を観察すると、大きな歓声が上がっていました。
約4時間の講習会は終始和やかな雰囲気の中で行われ、受講者は熱心に実験に取り組みながら薬学の世界を体感していました。実験の合間にはグループごとに受講者が学生スタッフから大学受験や学生生活などについての話を興味深く聞く様子も見られました。
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武永准教授から2つ目の実験の説明を受ける受講生
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還元反応による色の変化に歓声を上げる受講生
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閉会式で挨拶する灘井入学センター長
閉会式では入学センター長の灘井雅行教授が挨拶。受講後のアンケートには、「式や説明だけでは理解しにくいことも、実験を通して楽しく学ぶことができた」「学校で実験をする機会が少ないので、実験をすることができて面白く、理解を深めることができてよかった」などの感想が寄せられ、大変好評でした。
本学薬学部では今後もこのような体験型講習会を通して、高校生のみなさんに薬学の魅力を発信していきます。第26回講習会は「かゆみが起こる仕組みを調べてみよう」と題して11月28日に開催を予定しており、9月以降に本学ウェブサイトなどで詳細についてご案内します。たくさんのご参加をお待ちしています。


