10月29日に仙台市で開催される第41回全日本大学女子駅伝対校選手権大会のプレスインタビューと開会式が10月28日、同市のホテルで行われました。

本学は昨年の大会で6年連続７回目の優勝に輝き、６連覇は史上初。最多連覇記録の更新をかけての出場になります。今大会は仙台市陸上競技場（弘進ゴムアスリートパーク仙台）を発着する新コースで、６区間のうち４区間でコース変更。最終６区が0.9㎞延びるなど、後半の比重が大きくなり、レース展開の予想が難しくなります。米田勝朗監督（法学部教授）はプレスインタビューで「夏までは調子が上がらなかったが、10月に入って一気に調子が上がってきた。駅伝は総合力だが、流れを作るのは１区と２区。米澤と力丸は仙台で育った選手。地の利を生かしていい流れで繋いでほしい」「今年はアンカー勝負。しっかり前を追える位置でレースを進め、絶対の自信がある谷本をアンカーに起用した」と話しました。

開会式の選手宣誓を担った増渕祐香キャプテンは「私たち４年生は、入学して間もなく新型コロナの蔓延でチームでの練習ができなくなり、いくつもの大会が中止になった。そんな中で人との繋がりの大切さにも気づかされた。駅伝はまさに人との繋がりの競技。関わる全ての人の思いを一本の襷に込め、走り抜くことを誓います」と堂々と宣誓しました。

10月28日夕方、宿泊先のホテルで大会前最後のミーティングが行われました。女子駅伝部の加鳥裕明部長（理工学部教授）は「敵は他大学ではなく、自分たち自身。キツい場面もあると思うが、強い気持ちで走りきることができるかにかかっている。期待しています」と激励。加鳥部長から一人ひとりにゼッケンが渡され、アンカーを務める谷本七星選手は「これまで厳しい練習を乗り越えてきた。７連覇を決める走りをしたい」と意気込みを語り、増渕キャプテンは「自分よりいい状態の６人が選ばれて、チーム力は上がっている。チーム全員で７連覇を目指そう」と呼び掛けました。

また女子駅伝部の食事のサポートを続ける名古屋学芸大学の福岡ゼミも現地入り。ゼミ長は「名城大学をサポートできるから名古屋学芸大に入ったゼミ生もいるぐらい、皆さんのことが大好きです。サポートできることが私たちも嬉しい。笑って名古屋に帰りましょう」とあいさつしました。

ミーティングの最後で米田監督は、全日本に初めて出場した時の卒業生・内藤加奈子さんからのメッセージを紹介。「繋がった襷が四半世紀もの長い間、ずっと繋がっていることが感慨深い。史上初の連覇のプレッシャーは、初出場と比べられないと思うが、様々な思いの詰まった襷をゴールまで運んでください」。米田監督は「今、全国の舞台で活躍できているのは、先輩たちがいたからこそ。25年前から受け継がれている襷をかけて走れることを誇りに、堂々と走ってほしい。キャプテンの増渕が走れないことは、本人は相当辛いと思う。走る６人は４年生のためにも諦めず、思いと力を１つにして、明日は4年生の増渕と黒川光を胴上げしよう」と呼び掛けました。

明日の大会は弘進ゴムアスリートパーク仙台（仙台市陸上競技場）を10月29日12時10分スタートし、6区38.０kmのコースで行われます。レースの様子は日本テレビ系全国ネット（東海地区は中京テレビ）で12時から生中継されます。応援よろしくお願いいたします。　

第41回杜の都駅伝出場選手