大学概要【2020年度実施分】杉原千畝ボランティア・ガイド育成プログラム
都市情報学部
2020年度の本育成プログラムは11月初めに始まります。5回の講演会に参加すること、および杉原千畝広場での1回の実習をすることによって、杉原千畝ボランティア・ガイドに認定します。今年はリトアニア・ポーランド実習が実施できませんので、杉原ヴィザで来日したユダヤ人が滞在した神戸を訪れる研修会も実施します。12月3日(木)に名城大学ドーム前キャンパスで「杉原千畝「命のヴィザ」発給80周年記念シンポジウム」を開催予定です。
ACTIVITY
ボランティア・ガイド教本の出版
2021/02/05
都市情報学部の稲葉教授が杉原千畝本を刊行 命を賭した救出劇を32話 | ニュース | 名城大学 (meijo-u.ac.jp)
なお、今年度はコロナ感染拡大防止の観点から、ボランティア・ガイド講座を開くことができず、ガイド希望者に高齢者が多いことから、ガイドも実施しておりません。
一昨年度および昨年度のガイドプログラム受講者にガイド知識を維持・拡大させるため、教本の出版、講演、国際シンポジウムの開催、新聞記事の執筆などが今年度の活動となりました。
国際シンポジウムの開催
2021/02/05
杉原千畝ヴィザ発給80周年ウェブ国際シンポジウムを12月3日17:00-19:00で開催しました。ウェビナー形式で日本(名古屋と東京)、リトアニア、ポーランド、イスラエル、ドイツを結んで行いました。百数十名が聴講しました。
杉原ヴィザ発給80周年記念ウェブ国際シンポジウム
https://www.meijo-u.ac.jp/news/detail_23989.html
杉原千畝生誕120年、「命のヴィザ」発給80年 国際シンポジウムをナゴヤドーム前キャンパスからZoomで開催
https://www.meijo-u.ac.jp/news/detail_24086.html
講演会での発表
2021/02/05
杉原千畝のユダヤ人を救った「命のヴィザ」のストーリーの見直しに関して、2つの講演会に出席しました。
あいち国際女性映画祭2020
『シンポジウム:杉原千畝生誕120年命のビザ発給80年』
日時:2020年9月3日14:00-17:00
場所:愛知女性総合センター、ウィルあいち、ウィルホール
講演:稲葉千晴、白石仁章、佐藤久美
https://www.aiwff.com/2020/filmslist/exchange_planning/filmwork28
日ロ友好愛知の会2020年講演会
稲葉千晴「命のビザ再考:なぜ杉原千畝はユダヤ人を救ったのか」
日時:2020年11月14日14:00-17:00
場所:名古屋国鉄会館7F
在日リトアニア大使館との交流と翻訳の監修
2021/02/05
2019年度の外国人招へい研究員としてリトアニアのシャウレイ大学から名城大学に来てくれたシモナス・ストレルツォーヴァスの著書『第二次大戦下リトアニアの難民と杉原千畝:「命のヴィザ」の真相』赤羽俊昭訳、稲葉千晴監修(明石書店、2020年12月)299ページが出版されました。本書の翻訳は在日リトアニア大使館からの依頼で行われたものです。12月9日に大使館で「ヴィザ発給80周年」を祝して、出版記念パーティーが開かれました。2021年度の杉原千畝ボランティア・ガイド育成プログラムの教本となります。
都市情報学部の稲葉教授が解説・監修した翻訳書の出版記念パーティー開催 リトアニア大使館で大使ら交えて
https://www.meijo-u.ac.jp/news/detail_24123.html
「命のヴィザ」啓発のための新聞記事の執筆
2021/02/08
杉原千畝のリトアニアでのヴィザ発給に際して、あらたにアメリカのユダヤ機関による資金援助に関する事実が解明されました。それに関する新聞記事です。ボランティア・ガイドが多くの知識に基づき、ガイドができるようになると願っています。
新聞記事
「杉原千畝と米ユダヤ資金:「命のビザ」通説を見直す」
2021年2月3日付『中部経済新聞』