特設サイト第13回 なごや街路樹考

  • ヒトツバタゴ
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  • ハナミズキ
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  • ダイダイ
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名古屋市における街路樹は、高木(こうぼく)で約10万本、中木(ちゅうぼく)や低木(ていぼく)を合わせた総本数は約280万本を超えているそうです。
私のような集合住宅暮らしの身の上には、これら街路樹が季節の到来を教え、そして日々の生活に彩りを与えてくれるものとなっています。

上の写真は、たくさんの花をつけたヒトツバタゴ。別名ナンジャモンジャの木です。
外国原産の街路樹が多い中で、ヒトツバタゴは愛知県や岐阜県などの山地に自生する郷土の樹種(樹木の種類)です。4月末から5月上旬にかけて、新緑の若葉の上に白い雪が積もったように花が咲きます。花よりも新緑の若葉が好きな私でも、この光景は毎年楽しみにしています。
赤や白に彩られるハナミズキも見事です。ただし、パッと見て花弁のように見えるのは「苞(ほう)」と呼ばれる部分で、その中にあるホンモノの小さな花を守っている器官なのです。
もうそろそろミカン科の植物が花をつけ、またクチナシも咲く頃となってきていますから、爽やかな風と共に街中に香りを添えてくれることだと期待しています。

さて、こうして季節の訪れを教えてくれる樹々の中にも、漢方薬に用いられているものがあります。みなさん、ご存知ですか?

梅の未成熟果実を乾燥したものは烏梅(うばい)といい、鎮咳(ちんがい)、去痰(きょたん)、消炎、止瀉(ししゃ)などの作用をもち、コブシの蕾は辛夷(しんい)と呼ばれ、鼻づまりを通し、頭痛を止める作用があるとされます。桜の樹皮も桜皮(おうひ)と呼ばれ、消炎や鎮咳去痰作用があるとされますが、化膿性の皮膚炎に用いる十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)にも配合されます。

名古屋の街にはいろいろな樹々が植えられています。一度散策されてはいかがでしょうか。

なごやの街路樹

追伸:6月になると梅の実が出荷されてくるかと思います。みなさん、梅酒や梅シロップを今年も作りますか?
そろそろ準備をした方がいいですよ(^^)

(2015.5.20)

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